置き配時代の段ボール対策
<目次>
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はじめに
ネットショッピングの普及に伴い、置き配サービスの利用が増加しています。しかしながら、盗難や紛失といったリスクに対する不安の声も少なくありません。
本記事では、段ボールメーカーである当社が考える、置き配における対策についてご提案いたします。これにより、貴社の大切な商品を少しでも安心して発送いただけるようになれば幸いです。
段ボールメーカーの新たな役割とは?
近年、Eコマースの発展により、置き配は便利な受け取り方法として広く定着しています。しかしその一方で、盗難や紛失といったセキュリティ面での不安も高まっています。さらに、玄関先などに荷物を置くことで、段ボールが潰れ、中の商品に損傷が生じるケースも見受けられます。
こうした課題に対し、段ボールメーカーとして置き配の安全性と信頼性を高めるための工夫が求められています。私たちは、お客様とともに、より安心して商品を受け取れる環境づくりに貢献していきたいと考えています。
セキュリティ対策としての段ボールケースのご提案
置き配対策において最も重要なのは、段ボールケースの中身が外部から判別できないようにすることです。そのため、無地で印刷のない段ボールケースを使用することは、非常に有効な手段といえます。
しかし、無地の段ボールでは他社との差別化が難しく、ブランドの印象を残すことができません。そこで、当社が提案するのが「マーケティング段ボールケース」です。
一般的な段ボールケースに、組み立てた際、内側となるフタ部分に自社のメッセージやブランドストーリーを印刷する仕様です。外側は無地のままなので、セキュリティ対策としての効果を維持しつつ、開封時に顧客へ自社の思いを伝えることができます。
これにより、セキュリティーとブランディングの両立が可能となり、他社との差別化を図ることができます。
セキュリティ対策用テープのご提案
段ボールを封緘する際に使用するテープにも、セキュリティ対策を施すことが可能です。当社が提案するのは、「開封検知機能付きセキュリティテープ」です。
この特殊なテープは、一度貼り付けると、剥がす際にテープ面や段ボール側に文字やイラストが残る仕様になっており、開封されたことが一目でわかります。これにより、配送中の不正開封や盗難リスクを抑え、受取人に安心感を提供することができます。
外観はシンプルながらも、セキュリティ性能を高めることで、信頼性の高い配送体験を実現します。
強化芯を使用した高強度段ボールケースのご提案
段ボールには、一般的に3枚の紙を使用したものと、より強度の高い5枚構成のものがあります。5枚構成の段ボールは耐久性に優れていますが、使用する紙の量が多いため、コストが高くなるという課題があります。
そこで当社では、波形部分(フルート)に特殊な「強化芯」を使用することで、ボードのように硬く、耐久性に優れた段ボールケースを提案します。この強化芯により、紙の使用量を抑えながらも、5枚構成に匹敵する強度を実現することが可能です。
コストパフォーマンスと強度の両立を図りたい企業様にとって、非常に有効な選択肢となります。
環境にやさしく高機能な紙緩衝材「ボーガスペーパー」のご提案
梱包時の緩衝材として、紙素材の「ボーガスペーパー」の使用をおすすめします。紙ならではの柔軟性を活かし、あらゆる隙間にフィットするため、商品の保護に最適です。また、使用後の処分も容易で、環境負荷が少ない点も大きなメリットです。
当社が取り扱う「ボーガスペーパー」は、段ボール古紙を原料としており、強度が高く、作業効率の向上にも貢献します。しっかりとしたクッション性で、輸送中の商品をしっかり守ります。
環境配慮と機能性を両立した梱包材となります。
まとめ
置き配サービスの普及に伴い、配送時の安全性と信頼性がますます重要になっています。当社では、段ボールメーカーとしての知見を活かし、セキュリティ対策と環境配慮を両立した梱包ソリューションをご提案しています。
・無地段ボール+内側印刷によるブランド訴求と情報保護の両立
・開封検知機能付きテープによる不正開封防止
・強化芯を使った段ボールによる高強度とコスト削減の実現
・古紙由来のボーガスペーパーによる環境にやさしい緩衝材の提供
これらの工夫により、貴社の商品をより安全に、そして安心してお届けすることが可能になります。今後も、段ボールの新たな可能性を追求していきます。